ジョージアは、「日本人の9割が行かない国」と言われるほど、これまで日本人がなかなかいかない国でした。
しかしながらSNSでその物価やジョージア料理が話題になったことをきっかけに、ジョージアが注目されるようになってきています。
ジョージアに移住する日本人も増えてきていますが、そんなジョージアに移住するメリットとはどこにあるのでしょうか。
今回はジョージアに移住するメリットについて紹介します。
ジョージア移住の現在

ジョージア移住が注目された一つのきっかけが、1年ビザなしで滞在できることでした。さらに数日でも他国に出て、再度入国するとそこからまた1年間滞在できます。
世界にビザを取得せずに1年間も滞在できる国はほぼほぼないので、この条件がフリーランスやリモートワークができる人にウケ、日本からも多くの人が移住しました。
しかし新型コロナウイルスの影響で、1年間滞在できることは変わらないものの現在は以前のように自由に入国できなくなってしまいました。
2020年2月現在は、ビジネスビザを取得している人かリモートワーカープログラムの申請許可が下りた人、新型コロナウイルスのワクチンを打っている人のみが入国できます。
以前のように簡単に入国できなくなったことで、移住のメリットが少し減り、移住者も以前ほどの勢いはありませんが、それでも徐々に移住者が渡航するようになってきています。
ジョージア移住の魅力
コロナ禍においても移住が絶えないジョージア。そんなジョージアに移住するメリットについて5つの観点から紹介します。
(1)物価が安いので生活費が抑えられる

最大のメリットは物価が安いこと。日本と比較すると格段に物価が安いため、生活費が抑えられます。
具体的には、一人暮らしであれば住む場所やどういった家に住むかによって家賃は2万~5万円、食費は毎日自炊をすれば1か月1万円ほどで過ごせます。お酒も安く、中でもワインは3リットルで数百円という破格で購入できるものも!
また地下鉄がどこまで行っても0.5ラリ(約16円)、タクシーは10分ほどの場所であれば数十円で移動可能です。
毎日外食をしたり、タワーマンションのような家賃の高い家に住むと月に10万円~20万円ほどかかる人もいますが、視点を変えると、贅沢な生活をしてもその程度に抑えられます。
(2)フリーランスがはたらきやすい環境がある

移住者の多くが会社経営者やフリーランスですが、そういった人がはたらきやすい環境が整っているのもジョージアの魅力です。
というのも、ジョージアは日本と違い「領域内課税方式」を採用しているため、ジョージアではない国で得た仕事に関しては課税されません。例えば日本から仕事を得ているフリーランスであれば、ジョージア国内での所得税がかかりません。
日本ほどの速さはありませんが、ネット環境も十分に整備されており5Gの提供も間近です。カフェやレストランはもちろん、街中にもWi-Fiが整備されているため、仕事にも困りません。
さらに日本では遊びや食事に誘惑が多いという方でも、ジョージアでは誘惑が日本と比べて少ないので、「家にこもって仕事をする」という点においてもフリーランスにとって働きやすい環境といえます。
(3)トビリシの街並みが面白い

トビリシにはヨーロッパらしい町並みが広がっている場所もあれば、ジョージア独立前を彷彿とさせる建物が集まっている場所もあり、ほかの国ではあまり見ない面白い街並みが広がっています。
街を歩くだけでも、日本と違う景色の中にさまざまな発見ができるので、非日常の刺激を求めている方にはぴったり!
トビリシ市内を散歩して、お気に入りの散歩ルートを探してみてくださいね。
(4)日本と気候があまり変わらない

海外で心配になるのが気候。トビリシは日本とあまり気候が変わらないことも魅力の一つ。東京よりも少し冬が寒く、夏が短く、乾燥していますが、基本的には東京と同じぐらいの気候だと思っていて大丈夫です。
また冬が寒いといっても、ジョージアは部屋の中があったかいのが特徴です。セントラルヒーティングで暖められた部屋は非常にあたたかく、部屋の中であれば薄着でも大丈夫なほど。
大きく気候が変わると体調を崩しやすかったり、生活環境に慣れるのに時間がかかったりとデメリットも多いですが、ジョージアであればその心配もありません。
(5)人が温かい

ジョージア人が非常に優しく温かいのも、ジョージア移住の魅力。ジョージア人はおもてなしの文化が浸透しており、たまたま仲良くなったジョージア人から家に誘われて、そのままワインやご飯をごちそうになるなんてことも!
というのもジョージア人には「お客さんは神様からの贈り物」という考え方が根付いており、観光客や訪問客に対して大盤振る舞いしてくれます。
とてもフレンドリーなジョージア人、移住してお隣さんと仲良くなったり、たまたま入ったレストランのおじさんと仲良くしたり、現地の人との触れ合いも楽しめますよ。
以前よりも移住のハードルが高いものの、住みやすい国ジョージア

今回はジョージア移住の魅力について紹介しました。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、以前と比較して渡航のしやすさといった移住のメリットはなくなってしまいましたが、それでもまだまだ魅力の多い国であることは間違いありません。
もちろん移住に際してハードルやデメリットもありますが、移住を検討するさいにはメリットやデメリットを総合的に判断して移住を決めてくださいね。
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