【ムツヘタ】大人気観光スポットの魅力と世界遺産の教会

日本から遠く離れた、日本人のほとんどが知らないとされている国ジョージア。ジョージアのムツヘタという町には、世界遺産になっている歴史的建造物が複数あります。

人口1万人に満たない小さな町ですが、とても魅力的な土地で、充実した観光ができること間違いなしです。

今回はムツヘタの世界遺産や行き方について紹介します。

トビリシから半日の観光地!古都ムツヘタの魅力

ジョージアで大人気の観光スポットであるムツヘタ。

この町には世界遺産として登録されている教会が3つあります。グルジア最古といわれるスヴェティツホヴェリ大聖堂、サムタヴロ修道院、ジワリ聖堂等の3つです。これらは聖女ニノの伝説ともゆかりが深い建物です。

この3つの教会は歩いて回れる距離にあり、4〜5時間程あればじっくりと観光を楽しめます。

ムツヘタの教会群を散策していると、まるでファンタジーの世界に来たような体感になります。

ムツヘタまでのおすすめな行き方3選

ムツヘタへまでの行き方は何種類かありますが、その中でもオススメな3種類の方法をご紹介します。

最安!マルシュルートカ

マルシュルートカとは10人程が乗れる乗合バンのことです。乗車料金は1ラリ(31円)と格安でムツヘタまで行けます。

乗車するためには切符を購入する必要があり、乗り場のすぐ横の窓口で「ムツヘタ」と伝えれば購入可能です。その切符をもって、フロントガラスにムツヘタと行き先が書いてあるバンを探して乗り込みましょう。

言葉の心配がある人は「Bolt」

ジョージアの物価は非常に安いので、遠出する場合も気軽にタクシーを利用できます。しかし、ジョージア語が喋れない観光客はぼったくられる可能性があるので、配車時点で料金が決まっている「Bolt」の利用がおすすめです。

「Bolt」はクレジットカード支払いが可能な乗車アプリです。そこで配車アプリ「Bolt」の使い方をご説明致していきます。

Boltの使い方
  1. 検索マークに行きたい場所を入力し、ピックアップの場所を指定します。
  2. 設定した出発地に迎えに来ます。アプリ上で、何分後に出発地まで到着するかがアプリ上に表示されます。
  3. 車のナンバーが表示されるので、到着したタクシーと表示されたナンバーが一致しているかを確認して乗車しましょう。車がどこかわからない場合は電話でも確認できます。
  4. 降車し終わったら星とコメントで運転手を評価をします。

▼「Bolt」の使い方はこちらでも詳しく紹介しています。▼

【ジョージアの便利アプリ】タクシー配車アプリの「Bolt」で快適な移動を!

2021年2月20日

ムツヘタまでは25ラリ(790円)と、乗り合いバンに比べると少し高めではありますが、日本と比べると非常に安いです。

ガイドを依頼する

ジョージアには「ぞのさん」という日本人ガイドが活躍しています。

ぞの山は、トビリシ市内案内や近郊1Dayツアー、数泊かけての秘境ツアーガイドだけでなく、取材、メディアコーディネーター、移住相談もされています。

ガイド料金は$200/12時間が目安です。

ガイドしてもらうことで、観光地で日本語の詳しい説明を受けられるうえに、言葉の心配がいらないだけで、安心して観光が楽しめるのでおすすめです。

ガイドのご依頼はこちらから。

ガイド依頼先

Twitter:https://twitter.com/siontak
メール:comegeorgia@gmail.com

 ジョージア最古!スヴェティツホヴェリ大聖堂

教会の名前にもなっている「スヴェティツホヴェリ」とは「生命を授ける」という意味で、教会がこの名前の由来になった逸話があります。

ある日、エリオズという男がキリストの外衣の一部を持ち帰ってそれを妹のシドニアに渡すと、嬉しさのあまりシドニアは死んでしまい、王宮の庭に埋葬されました。すると埋葬した所から木が生えきたので、その木を7本ある柱の一本に据え、シドニアの埋葬場所に建設しました。

その後ジョージアでキリスト教の伝道活動を行っていた聖ニノが、教会で一晩中祈り続けていたところ、その柱の1つがみるみるうちに伸びて、教会を支える土台になったそうです。しばらくして手に取ると様々な病が治る精油がその柱から出るようになり、人々はsの精油によって癒やされました。

この精油が人々癒やしたことで、この教会が「生命を授ける」という意味の「スヴェティツホヴェリ」と名付けられたといいます。

大聖堂の周りは、背の高い立派な城壁で囲まれています。戦争が起こったときに敵の攻撃から守るため、城壁と教会が一緒に建てられていることが多いです。

内部に入ると正面には大きなキリストのフレスコ画が描かれており、圧巻でした。

また教会内の壁や石でできた柱に描かれたフレスコ画は、17世紀に作成されているそうです。たくさんの展示品があるのでまるで博物館のようでした。

足下にはたくさんのお墓がありました。ガイドのぞのさんいわく、お墓を避けて踏まないようにして歩く必要はないそうです。

大聖堂の中にはもう1つ小さな建物があります。この建物はゴルゴダの丘に建っているものを模した教会がもとになっており、14世紀頃に建物を保存をするために、内部に移動されました。

ジョージア初の世界遺産!サムタヴロ修道院

修道院には、キリスト教を伝えた聖女ニノが住んでいたという逸話があります。

4世紀頃に初めてに小さな聖堂が建てられ、その後11世紀ごろにさらに大きな聖堂が建てられました。

16世紀頃には修道院として様々な建物が建てられてるようになり、内部にはジョージア最初のキリスト教の王であるミリアン3世と、その王妃ナナのお墓があります。

この修道院は、2009年に管理計画の計画性が認められないということで、危機遺産にも登録されていましたが、現在は状況が改善したと認められ、危機遺産のリストから外れています。

 ムツヘタの絶景を楽しめる!十字の形をしたジワリ聖堂

山頂にあった神殿の跡にニノが十字架を建てたといわれている教会がジワリ聖堂です。ジョージア国内でも特に聖なる場所として崇められています。6世紀半ばに小さな聖堂が建てられた後、6世紀末により大きな聖堂に建て直されました。

ジワリ聖堂の「ジワリ」はジョージア語で「十字架」という意味で、建物を上から見るときれいな十字架の形になっていることが特徴です。

山頂からはムツヘタの町を一望でき、この街の世界遺産の中では断トツの絶景ポイント。ムトゥクヴァリ川とアラグヴィ川の合流地点も見られて景色が綺麗です。

川の水が濃い水色と薄い水色が分かれているのが不思議…!

建物の中央に十字架があるのは珍しいそうです。

建物内部の壁がゴツゴツしていたり、所々欠けていたりして歴史を感じられます。

観光の終盤には、ホットチョコレートやコーヒーを提供してくれるお土産屋さんを発見しました。このお店で提供されているドリンクは、熱した砂で飲み物を沸かすトルココーヒータイプ。

この日は寒かったのでなおさら美味しい…。

お土産屋さんもあり、たくさんのローソクが販売されていました。

このほかにも教会グッズが売られています。

美しい世界遺産を楽しめるムツヘタ

ジョージアに来るなら絶対に訪れてほしい観光地、ムツヘタ。首都トビリシからも車で30分で到着し、世界遺産を3つも見て回れるので満足感が高いです。

一度訪れるとその美しい世界遺産の光景に驚かされます。

みなさんも日常を忘れて、物語の中のようなムツヘタへ冒険の旅に出かけてみてはいかがでしょうか。

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