みなさんこんにちは!のぞみバー元マネージャー、チヅルと申します!

ジョージアでの生活情報や知って得する各種ティップスなどをメインにお届けしている当サイトですが、今回は番外編として?実はほとんどの人が知らない
「ジョージアで大事な物を無くした際の(!)現地警察署での手続き」
をご紹介していきたいと思います。
ここまでで、もしかするとご覧になっているみなさんの中には、そもそも「パスポート無くしたらアカンでしょ!」と早速脳内ツッコミをしてくれた人もいるかもしれません。ごもっともです;;仰る通りなんです、ええ(笑)前提として、今回私がみなさんに本当にお伝えしたいこと、それは

これに尽きます(笑)。これは大事なことなので後でまた何度かお伝えさせていただきますが、身の回り品や貴重品などを失くすこと、それは何もジョージアだけに限らず命取りともなり得る非常事態。
でも、時にはうっかりすることもあれば(言い訳)人間誰しも完璧ではないし(誇張)まぁその、ゴニョゴニョ…(小声)というような感じで(?)起こるべきでない事態に陥ってしまうことはあると思います。(ありません)
実際私は一人旅が大好きなバックパッカーとして過去に様々な国と地域を訪れており、これまで失くしてきたものといえばタオルやTシャツに始まりキャンプ用品、クレジットカードを無くしたことさえも。

ただ、パスポートそのものを失くしたことはこれまでに一度もなく、正直今回起きたことは不覚中の不覚、とても悔しく情けない思いをしたことは今でも覚えています。まさに大ピンチというやつです。
この長い長い前書きでまたしてもお伝えしたいのは、とにかく前提として

「貴重品/パスポートを失くさない」「外国で貴重品/パスポートを失くさない」
ということです。私が言っても説得力が特にないかもしれませんが…
パスポートをなくしたと気づき警察署へ電話
さて、偉そうなアドバイスを二度もさせていただいたところでそろそろ本題へ移りますね。
まず、失くした翌日に慌てていた私がしたこと、それは警察署への電話です。もちろん最寄りの詰所へ直接出向いてもいいのですが、とにかく早く失くした旨を伝えたかった私はジョージア語が堪能な友人を頼り電話をかけることにしました。

この時に担当して下さった電話口の警察の方が言うには、どうやら「第三者に不正利用・あるいは不要に国外へ持ち出されたりしないよう、一時的に旅券としての機能を止める手続きをする」という内容でした。とにかく初めてのことだったので警察の方の言うことに従うほかないわけなのですが、慌てながらも「クレジットカードを無効にするのと似ているな」と安心したことは確かでした。
紛失届を出したパスポートが見つかった
無効状態となったパスポートが見つかることを祈り続けていた矢先、割とすぐに私とパスポートは感動の再会を果たしました。ちなみに私が失くした理由そのものは、目も当てられないような理由…。酔っ払っていつの間にか落としてしまったんです。

なんとその翌々日後に路上に落ちていた私のパスポートを拾ってくれ、その方のジョージア人友人→私の日本人の友人を介して私の手元に戻ってきたというミラクル。

当時拾っていただいた現地の方には全身で表現しても足りないほど感謝しました。

拾ってくれた現地の方への感動の気持ちや驚き、安堵や心配をかけた周囲の全ての人たちへの申し訳なさなど様々な感情が入り混じって余計に混乱していた私ですが、その次のステップが待っていたわけです。それが、警察署での「一度有効性を失ったパスポートの効力を再び元に戻す」という高い高いハードルでした。
紛失届を出してから、パスポートを有効にするまでの流れ
結論から言ってしまうと、その手続きそのものは実に簡単で
①指定された警察署に指定された時間に出向く
②担当者に本人である旨を伝え(本人確認)
③用意して下さった外部通訳の方を交える
④警察から(おそらく)日本で言うところの本庁署長宛て、もしくは国境警察へと届けられる公式な申請書類を作成
⑤しっかりと同意・署名した上で終了
この時、指定された時間はお昼の12時。実際に書類を作成し終えたのが約16時頃。
どうしてこのように長くかかってしまったかというと、実はジョージア語はおろか現地で有用なロシア語すら喋ることのできない私のためにわざわざ外部から通訳の方を呼んでいてくれたことにほかならないからです。
約束の時間から3時間後に登場したその方(女性)の風貌は、たった今ロックバンドのコンサートから出てきたような、パンキッシュな見た目の大学生でした。この状況で当の私が何を考えていたかというと、北欧のサスペンス小説からのちに映画化された「ドラゴンタトゥーの女(原作:Millennium)」。
その通訳の方の英語はとても流暢でまさにプロ。やりとりがとてもスムーズに進むどころか、ちょっとした意思の疎通や隙間時間での世間話においても極めてフレンドリーに対応してくれ、書類作成開始から30分もせずに完成。

自分がこの一件を起こした張本人であり、担当警察官の方だけでなく通訳さんまでも呼び寄越していたにもかかわらず、呑気に

などと考えてしまっていました。何度どう考えても、この時の自分を殴りたい気持ちしか抱けません。そういうわけで、無事旅券としての効力を取り戻す手続きを終えた私は担当して下さった警察の方、通訳の方に感謝を伝えその場を後にしました。
なので今回は「遺失物の届け出」ではなく、文字にしてみると
「失くしたパスポートを一度無効にする手続きをしたあと、再度有効にする手続きを行った」
というものであり、その他の携行品を失くした場合とは手続きや必要なプロセスが若干変わってくるかもしれませんが、

「貴重品/パスポートを失くさない」「外国で貴重品/パスポートを失くさない」
これに尽きます。
それから「酔っ払い過ぎない」。。もう、最低限の人間性の確保と言っても言い過ぎではないかもしれません。;;いかがでしたか??もう一度しつこく言いますが、自分がどの地域に住んでいるかは関係なく、

自分自身が不自由さや憂き目を味わうだけでなく周囲の色々な人、機関を巻き込んでしまうことのないよう、皆さんくれぐれも貴重品の管理には気をつけて下さいね!それでは。

「貴重品/パスポートを失くさない」「外国で貴重品/パスポートを失くさない」