日本で生活していると当たり前に持っているSIMカード。ですが日本のSIMカードは基本的には海外では使えません。使えたとしても高額な利用料金がかかります。
短期間の旅行であれば、フリーWi-Fiのみで乗り切る方もいるかもしれませんが、住むとなるとそうもいきません。
例えば銀行口座を作る際に携帯電話番号が必要であるなど、日常の連絡手段として以外の部分でSIMカードを持っていないと困る場面が多々あります。
そこで今回はジョージアでSIMカードを購入する方法や、おすすめの携帯会社、おすすめのプランについて紹介します。
ジョージアで生活するならSIMカードは必須!

前述の通り、ジョージアに旅行で訪れたのではなく、生活をする目的で訪れたのであればSIMカードは必須です。
ジョージアはレストランなどフリーWi-Fiが使える場所も多いですが、やはり外に出て誰とも連絡が取れないのは非常に困ります。またジョージアではタクシーの配車アプリやデリバリーアプリが一般的に使われているのですが、携帯電話の番号を登録しなければがないとユーザー登録ができず、これらのアプリを使えません。
のちほど詳しく説明しますが、SIMカードの購入自体にはお金が必要ですが、携帯料金は日本と比べて非常に安く、生活するにあたって大きな負担になるものではないので、ジョージアに移住してきたら必ずSIMカードを購入しましょう。
おススメの携帯会社

日本同様ジョージアにもいくつか携帯会社があります。ジョージアでサービスを展開しているのは、「Magti」「Geocell」「Beeline」の3社です。
もちろんどれを使ってもスマホで通信ができることや電話ができることは変わらないのですが、電波のカバー率や値段が少しづつ違います。
その中でも一番おすすめなのは「Magti」です。というのも他の2社と比較して「Magti」が最もカバー率が高いためです。さらに今後は5Gのサービス提供を行うことも発表しており、電波環境整備が進んでいます。
他の2社でももちろん電波はつながりますが、「Beeline」に関しては山岳地帯などは電波が繋がらなくなる可能性もあるので、大都市以外の場所に住む予定の方は要注意です。しかしながら料金が最も安いのも「Beeline」。料金や住む場所と相談して決めてみてくださいね。
SIMカードの購入に必要なもの

SIMカードを購入する際に必要なものはパスポートのみ!
強いて言うのであれば、これまで使っていたSIMカードをなくさないように、なにかSIMカードを入れるものがあれば……、というぐらいで、支払いに利用するクレジットカードやジョージアでどういった仕事をしているかなど、ほかの書類は一切必要ありません。
パスポートさえ持っていればふらりとお店に入って作れるので、すぐにつくってしまいましょう!
簡単!店頭での購入方法

店頭でのSIMカードの購入も非常に簡単です。手順は大きく6つ。今回は「Magti」でのSIMカード購入の方法について、詳しく説明していきます。
(1)お店に入って受付番号を発行する

まずはお店に入って番号札を取ります。画面は最初ジョージア語になっていますが、画面に英語に切り替えるボタンがあるので安心してください。
番号札を取ったら、番号が呼び出されるまで店内で待ちましょう。
(2)呼ばれたらカウンターへ行きSIMカードを購入することを伝える

番号が呼び出されたらカウンターへ。「要件は?」というようなことを聞かれるので、SIMカードを購入したい旨を伝えます。
するとパスポートを持っているか聞かれるので、そこでパスポートを渡してください。また人によっては、滞在予定期間などを聞かれる可能性がありますが、この答えによってSIMカードが購入できなくなるという心配はないので、安心して答えてください。
パスポートを渡したら、あとはスタッフの方が処理をしてくれます。
(3)電話番号を選ぶ
処理中に番号がずらりと並んだ髪を渡されます。これが現在利用できる電話番号の一覧です。こんなに無防備にこのリストをさらしていいものか……とも思ったのですが、まだ使われていない番号なのでいいのでしょう……(笑)
この中から好きな番号を選べます。特にどれを選んでも追加料金がかかることはありません。電話番号なのであまりにも覚えやすいような数字の並びの番号はありませんでしたが、好きな番号を一覧から選べるのはちょっと面白いですよね。
(4)契約書の確認をする
番号を選んで処理が終わると、契約書を渡してくれます。この内容を確認して、指定された場所にサインをするとSIMカードの購入は完了です。
実際にSIMカードを購入した際には、お店に入ってからの待ち時間がない場合であれば、5分ほどで購入が完了しました。
(5)プランの申し込みをする
海外のSIMカードは日本のように定額を銀行口座やクレジットカードから落とすシステムよりも、SIMカードに料金をトップアップして利用する方法がメジャーです。
ジョージアも同様に、SIMカードに予め料金を入れておいて、利用プランに応じてそこから利用料が引かれていきます。足りなくなったらまたトップアップすれば問題ありません。
店頭ではSIMカードにいくらか料金をトップアップするかや、利用プランをどうするかについて聞かれます。トップアップもプランの選択も、のちほど説明するアプリから設定できるので、ここでトップアップ、プラン申し込みしなくでも大丈夫です。
(6)SIMカードをゲット!
ここまで終わるとSIMカードをスマホに入れてもらって、SIMカードをアクティベートしてもらいましょう。スマホの処理やネットが繋がっているかの確認はすべてスタッフさんが行ってくれるので心配ありません。
またスマホの設定が日本語になっていてもすらすらと確認していたので、スマホの言語設定を事前に変えておく必要もないです。
SIMカードを入手したらアプリを入れよう!

SIMカードを入手したら、まず「Magti」のアプリ、「MyMagti」を入れましょう!
アプリから料金のトップアップができたり、プランの選択ができたり、残りの通信量を確認できたりするのでダウンロード必須です。アプリはGoogleストアやAppストアで「Magti」と検索するとすぐに出てきます。言語設定も英語に対応しているので安心して使えます。
「Magti」のおすすめプラン

「Magti」には、通話や通信がセットになったプランや、それぞれ使い放題のプラン、通話と通信を別々に購入できるプランなどさまざままプランが用意されています。
使い放題のプランも日本と比べるとお得ではあるのですが、「通話はあまり使わないけどネットはたくさん使いたい!」という方におすすめなのが、「通信量20,000MB(20GB)で30ラリ(約1,500円)」のプランを購入して通話はその時々でトップアップした金額から引き落とされるという方法です。
この20,000MBのプランは30日のプランとして設定されていますが、プランの申し込みをしてから30日が経過しても通信料は何か月でも残り続けます。
30日がたったら別のプランを申し込まないと、一瞬残りの通信量がなくなってしまうかのような表示になるのですが、その場合には一番安い「1,000MB(1GB)で5ラリ(約150円)」のプランを購入し続ければ大丈夫!
最初に購入した20,000MBを使い終わったら、また追加購入して、同様に毎月一番安いプランを購入し続ければ非常にお得に通信料を抑えられます。
SIMカードを購入して快適な生活を!

地図で道を検索したり、でかけ先で連絡を取り合ったり……。今やスマホは生活に欠かせないものになっています。
冒頭にお話ししたように、フリーWi-Fiのみで生活するという強者もいるかもしれませんが、実質月5ラリ~7ラリ(約150円~210円)ほどで快適にネット生活が遅れるのであれば、買わない手はありません!
またジョージアでは急な停電が起こる可能性もあり、そういった場合には滞在先のWi-Fiももちろん止まってしまいます。そういった場合にもSIMカードを購入しておけば安心です。
ぜひSIMカードを購入して快適なネット生活を楽しんでくださいね!
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